ポルシェ 944/951/968 サンバイザーフック製作記

不良(中年)お父さんのPorsche 944
改め Porsche 968の記録ページ

Dr.Shimoda
本業はコチラ http://www.ryoya.net/


私が子供の頃、スーパーカーブームで見た「ポルシェ924」

どうしても手に入れたくて、944を購入!
その後に968と924を購入してしまい よりいっそう泥沼にはまっているDr.Shimodaの作業記録です。

純正のサンバイザーフックは経年劣化である日突然!破断して折れるんです。
しかも折れるというよりもバラバラに砕け散ると表現した方が良いくらいに・・・。

Dr.Shimodaが過去に所有していた、ポルシェ944のフックは車両購入時からボロボロだったのですが、騙しだまし使っていた物の、ある日突然走行中に欠落してしまい危険な思いをしたこともありました。

その後に入手した968のサンバイザーフックも例外ではなく危険な状態だったので某日の出モータース様で「サンバイザー フック 2個セット \1,470」を購入・交換してみたものの、どうしても過去のトラウマから不安感がぬぐえません。

もし250Km巡航時に(サーキットとかね)フックが折れたら?
そんな不安を取り除くために アルミ素材 削り出しで製作することにしました。

純正のサンバイザーフック 写真左の黒い樹脂製

今回アルミ削りだしで製作したのが 写真右のアルミ製

全体寸法は同じですが、素材に柔軟性が無くクリアランス精度が求められるので細部に渡り リデザイン作業を施してあります。

ここからは実際作業の流れです。

ローランド製 接触型3Dスキャナを使用してスキャンニング

ポルシェ968から取り外してきたサンバイザーフックを3Dスキャナに固定してデータ取りをします。

接触型故に上部データ・前面データ・後面データ・左右側面データ・下部データ と全部で6面分のデータをスキャンニングします。

かなり細かい精度でスキャンニングすることが出来るのですが構造的に複雑では無いので0.2ミリピッチでトライすることに。

(サンバイザーフックを固定するためにレゴブロックと油粘土を使用しています。)


スキャンが完了すると写真左の様に部品全体の画像を回転させる事が出来ます。

この段階では上部から読み取った1面だけなので凹み部分は再現できていませんね。

この後、他の面のデータと結合させて完全立体図を作ります。


スキャンニングしたデータを元に、リバースエンジニアリング技術を駆使して製品の切削可能なレベルのデータに仕上げます。

このデータを作るのには、かなりの費用がかかるので1個だけ(2個1セット)作ると非常に高価なパーツとなります。

しかもこの後の削りだし行程でかかる費用を考えるとクラクラ目眩が・・・

でも乗りかかった舟?ポルシェ?だから最後まで頑張るぞー!!

上のデジタルデータを元にアルミ素材を削りだしたのが写真下のサンプルです。
純正の樹脂製品とは比べ物にならない! とても素晴らしい仕上がりです!
Dr.Shimodaはこれをせっせと ピカール(商品名)使って顔が写るくらい磨きました。

写真左が今回製作したアルミ製 サンバイザーフック
写真右が純正品の樹脂製サンバイザーフックです。

明らかにクオリティーが違います。

ポルシェだからこそ! これくらいの豪華さは奢りたいところです!!